平成29年度 成果報告会・ワークショップ開催報告
平成29年度の英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業の成果報告会・ワークショップは、原子力システム研究開発事業と共に平成30年1月23日に秋葉原UDX4階のGallery Next Next-1にて約180名の参加者を得て開催しました。
今回の成果報告会では、英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業のうち、平成26年度から平成28年度までに採択された研究開発課題について、口頭発表8件、ポスター発表40件による研究成果の発表に加え、ワークショップに招聘したロシアの研究者によるポスター発表19件、日露研究者によるグループ討論も実施いたしました。
また、ロシアの研究者を代表し、V.G.フローピン・ラジウム研究所研究室長 ボリス・ブラコフ氏より「Study of Chernobyl "lava", corium and hot particles」と題するチェルノブイリ事故後のデブリ等の研究について講演をいただきました。
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成果報告会・ワークショップ |
| 日時 |
平成30年1月23日(9:00 ~ 17:30) |
| 会場 |
UDX GalleryNext Next-1
東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX4階 |
| 申し込み |
要事前申込み(人数確認のため)
※申込みは終了しました。 |
| 参加費 |
無料 |
プログラム(各課題の資料集は引き続きダウンロードいただけます。)
- 9:00
- 文部科学省挨拶
西條 正明(文部科学省研究開発局原子力課長)
- 9:05
- プログラムディレクター挨拶
山名 元(原子力損害賠償・廃炉等支援機構 理事長)
- 9:10
- 特別講演 (Study of Chernobyl “lava”, corium and hot particles)
Boris Burakov(V.G.フローピン・ラジウム研究所(KRI) 研究室長)
- 9:50
- セッション1 口頭発表(10分発表/5分質疑応答 8件)
●ゲノム編集法を用いた放射線感受性の個人差を規定する遺伝的素因の同定
松浦 伸也(広島大学)
●マイナーアクチニドの中性子核データ精度向上に係る研究開発
原田 秀郎(日本原子力研究開発機構)
●ナトリウム冷却高速炉における格納容器破損防止対策の有効性評価技術の開発
宇埜 正美(福井大学)
●高効率TRU燃焼を可能とする革新的水冷却炉RBWRの研究開発
大塚 雅哉(日立製作所)
●ガラス固化体の高品質化・発生量低減ため白金族元素回収プロセスの開発
竹下 健二(東京工業大学)
●「もんじゅ」データを活用したマイナーアクチニド核変換の研究
竹田 敏一(福井大学)
●ナノ粒子分散ナトリウムによる高速炉の安全性向上技術の開発
荒 邦章(日本原子力研究開発機構)
●事故時高温条件での燃料健全性確保のためのODSフェライト鋼燃料被覆管の研究開発
鵜飼 重治(北海道大学)
- 昼食・休憩
- 12:50
- セッション2 ポスターセッション(79課題)
- 14:20
- セッション3 口頭発表(10分発表/5分質疑応答 7件)
●革新的な伝熱面構造制御による大型PWRのIVR確立
森 昌司(横浜国立大学)
●原子力発電機器における応力改善工法の長期安全性評価のための基盤技術開発
秋田 貢一(日本原子力研究開発機構)
●高温ガス炉の安全性向上のための革新的燃料要素に関する研究
橘 幸男(日本原子力研究開発機構)
●超伝導転移端センサが切り拓く革新的原子力基盤計測技術
大野 雅史(東京大学)
●環境中放射性核種浄化のための新規な修復材料の開発
香西 直文(日本原子力研究開発機構)
●シビアアクシデントにおける炉心構造物移行の高精度数値シミュレーション
岡本 孝司(東京大学)
●難分析核種用マイクロスクリーニング分析システムの開発
塚原 剛彦(東京工業大学)
※太字が英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業の課題
- 16:05
- 休憩
- 16:10
- グループ討論
- 17:30
- 閉会挨拶
プログラムオフィサー(PO) 寺井 隆幸(東京大学大学院工学系研究科 教授)
【開催の様子(写真)】
 西條 正明 文部科学省研究開発局原子力課長 挨拶 |
 山名 元 プログラムディレクター(PD) 挨拶 |
 特別講演(ボリス・ブラコフ氏 KRI研究室長) |
 口頭発表の様子(セッション1) |
 ポスター発表の様子① |
 ポスター発表の様子② |
 口頭発表の様子(セッション3) |
 グループ討論の様子① |
 グループ討論の様子② |
 グループ討論の様子③ |
 集合写真 |