中間・事後評価結果

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原子力基礎基盤戦略研究イニシアティブ
若手原子力研究プログラム　事後評価総合所見

研究開発課題名（研究機関名）：イオン液体含浸有機隔膜によるLi同位体分離技術に関する研究

（独立行政法人日本原子力研究開発機構）

代表研究者（研究機関名）：星野　毅　（独立行政法人日本原子力研究開発機構）
研究期間及び予算額： 平成２０年度 〜平成２１年度（２年計画） 16,419,012千円
平成２０年度 9,679,610千円
平成２１年度 9,739,402千円
項目 要約
１．研究開発の概要 核融合炉の燃料となるトリチウムを生産する際に必要となる高濃縮の 6Li を得るための、イオン液体含浸有機隔膜を用いたリチウム同位体分離技術の開発を行う。
２．総合評価
　評価：A
  • 着眼点がよく新規性のあるチャレンジングな課題で、計画に沿った成果が上げられている。
  • 非常に高い分離係数が得られている一方、課題も多い。
  • メカニズムの解明に力点を置いた研究も必要である。さらに着実なアプローチを取ることが望ましい。
  • 本研究の結果、重要な部分と課題が共に明らかになったので、今後それらを整理し研究を更に進展させてもらいたい。今後に期待する。
S）特に優れた業績が挙げられている
A）優れた業績が挙げられている
B）想定された業績が挙げられている
C）想定された業績が一部挙げられていない
D)業績がほとんど挙げられていない
３．その他
  • 本研究では同位体効果の測定に重きが置かれているが、今後は、ベーシックな測定、理論的解明を進め、イオン液体の物性や構造最適化などの視点からの検討も行うべきである。
  • 是非、実用化に向けて発展させてもらいたい。
  • 成果発表は積極的になされており評価できる。

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